コンプレックスと性欲は関係する?|自信がないのにSEXを求めたくなる心理

自分の体に自信がない。

顔や体型、年齢が気になる。

「自分なんて魅力がない」と思うことがある。

それなのに、誰かに触れたいと思う。

SEXをしたいと思う。

反対に、性欲はあるはずなのに、いざ好きな人と親密になりそうになると逃げたくなる。

こんな自分は矛盾しているのだろうか。

そう思ったことがある人もいるかもしれません。

最初に答えると、コンプレックスと性欲は無関係ではありません。

ただし、

「コンプレックスが強い人ほど性欲が強くなる」

あるいは、

「自信がない人は性欲が弱くなる」

と単純に決まるものでもありません。

コンプレックスがあることで誰かに求められたい気持ちが強くなる人もいれば、逆に自分の体を見られることが怖くなり、性的な関係を避ける人もいます。

面白いのは、同じ人の中にその両方があることです。

「求められたい。でも見られたくない」

「触れてほしい。でも裸になるのは怖い」

性欲の話なのに、心の中ではこんな綱引きが起きていることがあります。

今回は、コンプレックスが性欲やSEXにどのような影響を与えるのか。

そして、その奥にある「誰かに求められたい」という気持ちについて考えてみます。

目次

コンプレックスがあると性欲は強くなるのか

ここが一番気になるところでしょう。

結論から言えば、コンプレックスそのものが性欲を直接強くするとは言い切れません。

性欲にはホルモン、年齢、睡眠、体調、ストレス、恋愛関係など、さまざまなものが関係します。

ただ、性欲を「SEXしたいという身体的な欲求」だけで考えると見えにくいものがあります。

人が誰かを求めるときには、

触れたい。

抱きしめられたい。

必要とされたい。

魅力のある人間だと思いたい。

そんな気持ちが混ざることがあるからです。

たとえば、自分の容姿に自信がない人がいるとします。

その人が好きな相手から、

「あなたに触れたい」

と求められた。

これは単に性的な誘いとしてだけではなく、

「自分は異性として魅力がある」

という確認になることがあります。

すると、SEXが快感を得るためだけのものではなく、自分の価値を確かめる時間になることがあるんですね。

ここに、コンプレックスと性欲が結びつく一つの理由があります。

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「SEXしたい」と「求められたい」は同じではない

若い頃の自分なら、この二つをほとんど同じものとして考えていた気がします。

SEXしたい。

だから性欲がある。

それだけです。

でも年齢を重ねると、人が誰かを求める理由はもう少し複雑なのだと思うようになりました。

本当に身体的な欲求が強い日もある。

好きだから触れたい日もある。

寂しくて誰かの体温が欲しい夜もある。

そして、

「まだ自分には魅力がある」と感じたいときもある。

外から見れば、全部同じ「SEXを求めている人」に見えるかもしれません。

本人だって区別できていないことがあります。

でも心の中では少しずつ違います。

だから性欲が強くなったと感じたとき、

「自分はSEXがしたいのか」

だけでなく、

「誰かに求められたいのかな」

と考えてみると、自分でも意外な答えが出てくることがあります。

体のコンプレックスがSEXを怖くすることもある

逆の方向もあります。

性欲はある。

好きな人もいる。

触れ合いたいとも思う。

でも、SEXになると急に緊張する。

理由の一つが、体へのコンプレックスです。

太っている。

痩せている。

胸が小さい、大きい。

男性器の大きさが気になる。

肌や体毛が気になる。

年齢による体の変化を見られたくない。

人によって気になる場所は違います。

普段は服で隠れているので、それほど意識しなくても生活できます。

ところが親密な関係になると、その「隠しておきたいところ」を相手に見せることになります。

ここで性欲とは別の感情が出てきます。

恥ずかしい。

がっかりされたらどうしよう。

他の人と比べられたら嫌だ。

頭の中がこちらでいっぱいになると、身体はその場にいても気持ちはSEXどころではありません。

「こんな体を見せたくない」と考えている最中に、

「さあ、リラックスして」

と言われても、なかなか難しいですよね。

男性器や胸の大きさへのコンプレックスも性欲に影響する

性のコンプレックスには、かなり人に話しづらいものがあります。

男性なら男性器の大きさ。

女性なら胸や体型。

ほかにも匂い、体毛、肌、性的な反応など。

検索はできても、友人には聞けない。

そんな悩みです。

特に厄介なのは、自分が気にしているほど相手は気にしていないことがあるという点でしょう。

本人は、

「小さいと思われる」

「体型を見て引かれる」

と考えている。

だから相手のちょっとした表情まで、

「やっぱりがっかりしている」

と読んでしまう。

相手は単に眠かっただけかもしれません。

でも一度コンプレックスのフィルターがかかると、そうは見えなくなります。

これはSEXだけの問題ではありません。

自分が気にしている部分ほど、相手も見ているように感じる。

人間にはそういうところがあります。

そして性の場面では、自分を隠しにくいぶん、その不安が強く出やすいのでしょう。

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性欲が強いことでコンプレックスを感じる人もいる

ここまでは「コンプレックスが性欲にどう影響するか」という話でした。

でも逆もあります。

性欲そのものがコンプレックスになる人です。

「自分は性欲が強すぎるのではないか」

「こんなことばかり考えるのはおかしいのでは」

「この年齢でSEXしたいなんて変なのでは」

特に性の話をしにくい環境で生きてきた人ほど、性欲があること自体に後ろめたさを持つことがあります。

女性なら、

「女性から求めるのは恥ずかしい」

と感じることがあるかもしれません。

男性なら逆に、

「男なのに最近あまりしたくない」

ことを気にする場合があります。

つまり私たちは、

性欲が強くても悩み、弱くても悩む。

なかなか忙しいものです(笑)。

でも、性欲にはかなり個人差があります。

さらに同じ人でも年齢や体調、相手との関係によって変わります。

世間の「男ならこう」「女ならこう」「この年齢ならこう」という基準と、自分の性欲を比べすぎないほうがいいと思います。

「求められること」が自信を埋めてくれることがある

コンプレックスがある人にとって、誰かから求められることは強い意味を持つことがあります。

「会いたい」

「好きだよ」

「触れたい」

そんな言葉をもらうと、

自分は必要とされている。

自分には魅力がある。

ここにいていい。

そんな感覚を得られる。

もちろん、それ自体が悪いわけではありません。

好きな人に求められて嬉しいのは自然なことです。

問題になるとしたら、自分の価値を確認する方法が、それだけになってしまったときでしょう。

求められている間は安心する。

でも相手から連絡が来ない。

誘われない。

SEXを断られる。

すると、

「もう自分には魅力がない」

と一気に落ち込む。

こうなると、SEXを楽しむというより、

SEXによって自分の価値を確認し続けなければならなくなる。

求められた瞬間は満たされます。

でも、その安心は長く続きません。

また不安になれば、もう一度確認したくなる。

ここには性欲とは少し違う問題が隠れていることがあります。

SEXの回数が増えてもコンプレックスが消えないことがある

では、たくさん求められれば自信がつくのでしょうか。

つくこともあるでしょう。

「自分の体をこんなに好きでいてくれる人がいる」

という経験によって、長年嫌いだった自分の体を少し好きになれることもあります。

これは素敵な変化だと思います。

ただ、必ずそうなるとは限りません。

何度求められても、

「本当に私が好きなの?」

と不安になることもある。

褒められても、

「気を遣っているだけでは?」

と思ってしまう。

すると、問題はSEXの回数ではなくなります。

自分の中にある、

「私は魅力のない人間だ」

という前提のほうが強いからです。

穴の開いたバケツに水を入れるようなもので、外からいくら「好き」を注いでも、なかなか満タンにならない。

そんなことがあります。

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コンプレックスがあるからこそ、親密になれることもある

ここまで読むと、コンプレックスは悪者のように見えるかもしれません。

でも、自分はそうとも思いません。

誰にでも、

見せたくないところ。

知られたくないところ。

自信のないところがあります。

それを誰かに見せて、

それでも関係が変わらなかった。

むしろ相手が普通に受け止めてくれた。

この経験はかなり大きいものです。

「こんな体だから嫌われると思っていた」

でも嫌われなかった。

「こんなことを望む自分は変だと思っていた」

でも相手は笑わなかった。

そのとき初めて、

自分が嫌っていた自分を、少し許せることがあります。

親密さというのは、完璧な自分を見せ合うことではないのでしょう。

格好悪いところも含めて、

「まあ、この人なら見せてもいいか」

と思えること。

SEXには、そういう側面もあるのだと思います。

年齢を重ねると、コンプレックスも変わる

若い頃と今では、自分の体を見る目もずいぶん変わりました。

若い頃は、

格好よく見られたい。

異性から魅力的だと思われたい。

そんなことを今より気にしていた気がします。

61歳になれば、体は当然変わります。

若い頃と同じではありません。

鏡を見て、

「ずいぶん貫禄が出たな」

と思う場所もあります(笑)。

でも不思議なもので、若い頃ほど気にしなくなった部分もあります。

完璧な体になったからではありません。

むしろ逆です。

完璧じゃなくても、人は誰かを好きになる

と知ったからなのかもしれません。

恋愛もSEXも、体の採点会ではありません。

それがわかるまで、自分はずいぶん時間がかかりました。

コンプレックスをなくしてから恋愛しなくてもいい

「もっと痩せたら恋愛したい」

「自信がついたらSEXできると思う」

そう考えている人もいるでしょう。

もちろん、自分が変わりたいと思って努力することは悪くありません。

でも、

コンプレックスが全部なくなるまで誰かを好きになってはいけない

ということではありません。

おそらく人間は、一つ解決すると別のところが気になります。

痩せたら肌が気になる。

肌がきれいになったら年齢が気になる。

年齢を受け入れたら、今度は別の何か。

全部解決するのを待っていたら、かなり忙しい人生になってしまいます。

自信がないまま誰かを好きになることもあります。

恥ずかしいまま触れ合うこともあります。

「ここ、ちょっと気にしてるんだよね」

と言える相手に出会うこともある。

コンプレックスがなくなることより、

コンプレックスがあっても安心していられる関係

のほうが、大切なのかもしれません。

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まとめ|コンプレックスと性欲の間には「自分の価値」が隠れていることがある

コンプレックスと性欲は、単純な関係ではありません。

コンプレックスがあるから誰かに求められたくなる人もいます。

逆に、自分を見られるのが怖くなり、性的な関係を避ける人もいます。

そして同じ人が、

「求められたい」

と思いながら、

「見られたくない」

とも感じることがあります。

矛盾しているようですが、人の心としてはそれほど不思議ではないのでしょう。

性欲だと思っていたものの中に、

寂しさ。

自信。

承認されたい気持ち。

誰かとつながりたい気持ち。

いろいろなものが混ざっていることがあります。

だから、

「なぜ自分はこんなに求めてしまうんだろう」

と思ったときも、

「なぜ好きなのにSEXが怖いんだろう」

と思ったときも、

性欲の強い・弱いだけで答えを出さなくていい。

私は何を怖がっているんだろう。

本当は何を求めているんだろう。

そこまで考えてみると、自分の性欲が少し違って見えてくることがあります。

運営者のメッセージ

コンプレックスというのは、本人にとっては大きな問題です。

周りから、

「そんなの誰も気にしてないよ」

と言われても、簡単には消えません。

自分が気にしているのですから。

性の場面では、それを隠せなくなることもあります。

だから怖い。

でも同時に、誰かに受け入れてもらいたいとも思う。

この二つが同時にあるのが、人間なのかもしれません。

自信満々になってから恋愛する必要はないと思います。

自分の体を100%好きになってから誰かに触れる必要もない。

「ここは嫌いなんだけどね」

と思いながら生きている自分ごと、誰かと関わっていく。

そして相手にも、同じように見せたくない部分がある。

そう考えると、

SEXというのは快感だけではなく、

「こんな自分を見せても大丈夫だった」

という経験になることがあります。

コンプレックスが消えるというより、

それほど怖くなくなる。

自分は、そのくらいでも十分なのではないかと思っています。

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