「どうして男性はそんなに性欲が強いの?」
反対に、
「どうして女性は、その気にならないことがあるの?」
恋愛や夫婦関係の中で、このような疑問を持ったことがある人は多いのではないでしょうか。
私は61歳になりましたが、このテーマは若い人だけの悩みではないと感じています。
むしろ長年連れ添った夫婦ほど、性欲の違いに戸惑う場面は増えていくように思います。
若い頃は勢いで乗り越えられたことも、年齢を重ねるにつれて、お互いの考え方や生活リズムが変わり、「どうして自分とは違うんだろう」と感じることがあるからです。
もちろん、「男性だからこう」「女性だからこう」と簡単に言い切れるものではありません。
人には生まれ持った身体の違いがあり、さらに育ってきた環境や人生経験、恋愛経験、価値観が重なって、一人ひとり違う性欲の形ができあがっていきます。
それでも、多くの研究では男女に共通して見られる傾向があることも分かっています。
この記事では、脳科学や心理学、生物学の研究も参考にしながら、
- 男女で性欲の感じ方が違うと言われる理由
- 脳やホルモンの働き
- 恋愛や夫婦関係ですれ違いが起こる理由
- 性欲の違いと上手につき合う考え方
について、できるだけ分かりやすくお話ししたいと思います。
男女の性欲は本当に違うのか
「男性は性欲が強い。」
「女性は愛情がなければ性欲がわかない。」
こんな話を聞いたことがある人は多いと思います。
しかし実際は、そこまで単純な話ではありません。
男性でも性欲があまり強くない人はいますし、女性でも性欲が強い人はいます。
私自身、61歳になってさまざまな夫婦や恋愛を見てきましたが、「男性だから積極的」「女性だから受け身」というわけではないと感じる場面は何度もありました。
だからこの記事では、「男性はこう」「女性はこう」と決めつけるつもりはありません。
あくまでも平均的に見られる傾向としてお話しします。
実際、心理学や医学の研究でも、男女には平均的な違いが見られる一方で、その差よりも個人差の方が大きい場合があることが分かっています。
つまり、「男性だから」「女性だから」と考えるより、「そういう傾向が見られることがある」と理解した方が、相手のことを冷静に見られるようになるのではないでしょうか。
恋愛や夫婦関係では、「違い」を責めるのではなく、「違いがあること」を知るだけでも気持ちが楽になることがあります。
性欲と愛情は同じではない
恋愛では、この二つを混同してしまうことがあります。
しかし、性欲と愛情は似ているようで少し違うものです。
たとえば、
「好きだから抱きたい。」
という気持ちもあれば、
「安心できるから一緒にいたい。」
という気持ちもあります。
どちらも大切ですが、脳の中では少し違う仕組みで働いていると考えられています。
だから、
「求められないから愛されていない。」
「性欲があるから本当に愛している。」
と簡単には言えません。
実際には、愛情は十分にあっても、疲れやストレス、更年期、仕事の忙しさなどで性欲が低下することは珍しくありません。
逆に、性的な魅力を感じても、それが必ずしも深い愛情につながるとは限りません。
この違いを知らないまま相手と向き合うと、
「身体だけが目的なんじゃないの?」
「もう愛されていないのかな。」
そんな誤解が生まれやすくなります。
夫婦や恋人同士だからこそ、まず知っておきたいのは、「性欲と愛情は完全に同じではない」ということです。
男女の違いはどこから生まれるのか
男女の性欲を考えるときによく出てくるのが、「進化心理学」という考え方です。
少し難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば、人間の行動や感情には、長い進化の歴史の中で身についた本能が影響しているという考え方です。
昔の人類は、今のように医療も十分ではありませんでした。
女性にとって妊娠や出産は、命に関わる大きな出来事だったと言われています。
そのため、「安心して子どもを育てられる相手かどうか」を慎重に見極める必要がありました。
一方、男性は生殖という面では比較的多くの子孫を残すことが可能だったため、性的な刺激に反応しやすい特徴が進化の過程で残ったのではないか、と考えられています。
もちろん、これは現代の恋愛をすべて説明できるものではありません。
社会も価値観も大きく変わりました。
結婚しない人生を選ぶ人もいますし、子どもを持たない夫婦も増えています。
だからこそ、「本能だから仕方がない」と考えるのではなく、「こういう背景があるのかもしれない」と理解する程度がちょうどいいように私は思います。
人は本能だけで生きているわけではありません。
理性もありますし、経験から学ぶ力もあります。
だからこそ、性欲の違いがあったとしても、お互いを理解しようとすることが何より大切なのではないでしょうか。
脳とホルモンは性欲にどう影響するのか
性欲は「気持ち」だけで生まれるものではありません。
脳とホルモンが複雑に関わり合うことで生まれています。
男性では、テストステロンというホルモンが性欲に大きく関係しています。
テストステロンは、性欲だけでなく、行動力や競争心、チャレンジ精神にも影響すると言われています。
そのため、一般的にはテストステロンが多い人ほど、性的な欲求を感じやすい傾向があります。
一方、女性はエストロゲンやプロゲステロンなど複数のホルモンの影響を受けています。
月経周期や体調によって気分や性欲が変化しやすいと言われるのも、このホルモンバランスが関係しています。
また、脳には「報酬系」と呼ばれる仕組みがあります。
好きな人と会ったり、手をつないだり、スキンシップをしたりすると、ドーパミンという神経伝達物質が分泌され、「もっと一緒にいたい」という気持ちが生まれます。
さらに、抱きしめ合ったり、安心できる相手と触れ合ったりすると、オキシトシンと呼ばれるホルモンが分泌され、信頼感や安心感が高まることも分かっています。
つまり、性欲は単なる本能ではありません。
身体、脳、ホルモン、そして心の状態が重なり合って生まれる、とても複雑な感情なのです。
男性の性欲の特徴
男性の性欲について語られるとき、「男性は性欲が強い」という言葉だけが一人歩きしてしまうことがあります。
しかし実際には、「強い」というよりも性欲を感じるきっかけが女性とは少し違うと考えた方が分かりやすいかもしれません。
多くの研究では、男性は視覚的な刺激に反応しやすい傾向があると言われています。
例えば、街ですれ違った人に目が留まったり、映画やテレビで魅力的な異性を見ると意識してしまったりすることがあります。
もちろん、これは「男性は見た目しか見ていない」という意味ではありません。
恋愛や結婚となれば、性格や価値観、人柄を大切にする男性もたくさんいます。
ただ、性的な興味が生まれる最初の入り口として、視覚からの刺激が影響しやすいという傾向があるようです。
これには、前回お話ししたテストステロンや脳の報酬系も関係していると考えられています。
また、男性は性欲と恋愛感情を別々に感じることができる人も少なくありません。
この話をすると、「愛情がないの?」と思われることがありますが、そういう意味ではありません。
例えば、恋人や妻を深く愛していても、魅力的な女性を見て「きれいな人だな」と感じることはあります。
逆に、性的な魅力を感じても、「この人と人生を歩みたい」と思うかどうかは別の話です。
男性自身も、この二つを混同しているわけではありません。
しかし、その違いがうまく伝わらず、夫婦や恋人の間で誤解が生まれることは少なくありません。
女性の性欲の特徴
女性の性欲は、男性よりも心理的な影響を受けやすいと言われています。
ここでいう心理的な影響とは、「愛情があれば大丈夫」という単純な話ではありません。
安心感。
信頼感。
自分を大切にしてくれているという実感。
こうした積み重ねが、性欲にも影響すると考えられています。
例えば、仕事で強いストレスを抱えていたり、育児や介護で心に余裕がなかったりすると、性欲が低下する女性は少なくありません。
反対に、安心できる環境で心が満たされていると、自然とパートナーに触れたいと思うこともあります。
私も61歳になって感じるのですが、女性は「心」と「身体」がつながっている部分が男性より大きいように思います。
もちろん、すべての女性がそうではありません。
性的な刺激そのものを楽しめる女性もいますし、恋愛感情とは別に性欲を感じる女性もいます。
しかし平均的に見ると、「気持ち」が満たされることが、性欲にもつながりやすい傾向はあるようです。
だからこそ、夫婦生活では普段の会話や思いやりが意外と大切なのかもしれません。
性欲だけを切り離して考えるのではなく、日常の関係そのものが影響していることも多いのです。
「男性は性欲=愛情」なのか
この質問は、とても多く寄せられます。
結論から言えば、必ずしもそうではありません。
男性の中には、
「好きだから触れたい」
という人もいれば、
「触れ合うことで愛情を感じる」
という人もいます。
つまり、男性にとってスキンシップは愛情表現の一つになっていることがあります。
女性は「愛情を感じたから触れたい」と考えることが多い一方で、男性は「触れることで愛情を確認したい」と感じる人もいます。
この順番の違いが、夫婦のすれ違いにつながることがあります。
妻は、
「今日は疲れているから、その気になれない。」
夫は、
「最近拒まれることが増えた。もう愛されていないのかな。」
お互いにそんな誤解を抱いてしまうことがあります。
どちらも相手を嫌いになったわけではありません。
ただ、愛情を感じる順番が違っているだけなのです。
この違いを知るだけでも、相手を責める気持ちは少し和らぐかもしれません。
「女性は愛情があれば性欲が生まれる」のか
こちらも、よく言われる話です。
しかし、これも半分は正しく、半分は違います。
確かに、信頼関係や安心感は女性の性欲に影響を与える大切な要素です。
しかし、それだけで性欲が生まれるわけではありません。
例えば、
- 更年期によるホルモンの変化
- 慢性的な疲労
- 睡眠不足
- 強いストレス
- パートナーへの不満
こうしたことが重なると、どれだけ愛情があっても、その気になれないことがあります。
男性から見ると、
「仲はいいのに、なぜ?」
と思うかもしれません。
しかし女性本人も、
「自分でも理由が分からない。」
と悩んでいる場合があります。
つまり、女性の性欲は「愛情があるかないか」だけでは説明できません。
身体の状態や生活環境、心の余裕など、多くの要素が重なり合っているのです。
年齢によって性欲はどう変わるのか
「性欲は若い人だけのもの。」
そう思っている人もいますが、実際はそうではありません。
男性も女性も、年齢を重ねると性欲の形が少しずつ変わっていきます。
男性は20代から30代にかけてテストステロンの分泌が多く、性的な欲求も比較的強い時期と言われています。
40代以降になると、ホルモンの変化によって少しずつ落ち着いていく人が増えます。
一方で女性は、更年期を迎えるまではホルモン周期の影響を受けながら変化します。
30代から40代にかけて性欲が高まる女性もいれば、反対に育児や仕事の忙しさから低下する女性もいます。
そして50代、60代になると、男女ともに「性欲の強さ」よりも、「安心できる相手との時間」を大切に考える人が増えていきます。
私自身も61歳になって感じるのは、若い頃のような勢いだけでは続かないということです。
身体は年齢とともに変わります。
だからこそ、お互いを理解し、無理をしない関係を築くことの方が、ずっと大切なのではないかと思うようになりました。
性欲の違いが恋愛や夫婦関係ですれ違いを生む理由
男女の性欲には平均的な違いがあると言われますが、その違い自体が問題なのではありません。
本当に問題になるのは、「自分と同じように相手も感じているはずだ」と思ってしまうことです。
恋愛が始まった頃は、お互いに相手へ合わせようという気持ちが強くあります。
多少無理をしてでも会いたいと思いますし、相手の期待にも応えようとします。
しかし、一緒に過ごす時間が長くなるにつれて、本来の自分のペースが少しずつ表れてきます。
すると、
「最近、求めてくれなくなった。」
「以前より断られることが増えた。」
そんな変化を感じる人も少なくありません。
ここで大切なのは、性欲の変化=愛情が冷めたとは限らないということです。
仕事が忙しい。
睡眠不足が続いている。
子育てや介護で心に余裕がない。
体調が優れない。
年齢によるホルモンの変化。
こうしたことでも、人の性欲は大きく変化します。
ところが、その背景を知らないと、
「もう好きじゃないのかな。」
「他に好きな人がいるのではないか。」
と、不安だけが大きくなってしまいます。
実際には、相手も「どう説明すればいいのか分からない」と悩んでいることが少なくありません。
セックスレスは性欲だけの問題ではない
セックスレスについて相談される夫婦の話を読むと、性欲そのものよりも、心の距離が原因になっているケースが多いように感じます。
もちろん、身体的な問題もあります。
加齢や病気、ホルモンバランスの変化などは、誰にでも起こり得ます。
しかし、それだけではありません。
普段の生活の中で、
「ありがとう。」
「お疲れさま。」
そんな一言が減っていく。
会話は子どものことや家事のことばかり。
気がつけば、お互いを一人の男性、一人の女性として見る時間が少なくなっている。
こうした積み重ねが、少しずつ親密さを失わせてしまうことがあります。
私は61歳になって思うのですが、セックスレスは「夜だけ」の問題ではありません。
朝の「おはよう」。
出かける前の「いってらっしゃい」。
一緒に食卓を囲む時間。
何気ない会話。
そうした日常の積み重ねがあってこそ、心の距離も縮まっていくのではないでしょうか。
「性欲の頻度」が違うのは珍しいことではない
恋人や夫婦の間では、「どちらが普通なのか」という話になることがあります。
しかし、本来「普通」という基準はありません。
週に一度で満足する人もいます。
月に一度で十分という人もいます。
年に数回でも、お互いが満足している夫婦もいます。
逆に、毎日でも足りないと感じる人もいます。
つまり、大切なのは平均ではなく、二人が納得できるバランスなのです。
ここで無理をすると、お互いに苦しくなります。
我慢だけを続ければ、不満が積もります。
逆に、自分の気持ちだけを押し通しても、相手は疲れてしまいます。
だからこそ必要なのは、「勝ち負け」ではなく話し合いです。
性欲の違いを受け入れることは、相手を諦めることではない
「違いを認めましょう。」
という言葉を聞くと、
「我慢しなさい。」
と言われているように感じる人もいるかもしれません。
でも、私はそうは思いません。
違いを知ることは、諦めることではありません。
相手の立場を理解しようとすることです。
例えば、
男性が、
「今日は疲れているんだな。」
と思えるようになる。
女性が、
「求めてくれること自体が、この人なりの愛情表現なんだ。」
と理解できるようになる。
それだけでも、お互いを見る目は少し変わります。
理解した上で、
「今日は無理だけれど、週末ならゆっくり過ごせそう。」
そんな会話ができる夫婦の方が、長く良い関係を続けられるように思います。
性欲について話すことを避けない
日本では、性について話すことに抵抗を感じる人が少なくありません。
夫婦であっても、
「こんなことを言ったら嫌われるかもしれない。」
「恥ずかしい。」
そう思って、自分の気持ちを飲み込んでしまう人もいます。
しかし、相手は心を読むことはできません。
言葉にしなければ伝わらないこともあります。
もちろん、責めるような言い方では逆効果です。
「どうして分かってくれないの。」
ではなく、
「私はこう感じている。」
という伝え方を意識するだけでも、相手の受け取り方は変わります。
恋愛でも夫婦でも、性欲について話し合うことは決して恥ずかしいことではありません。
二人がこれからも心地よく過ごすための、大切なコミュニケーションの一つだと私は思います。
「どちらが正しいか」を決めないことが大切
恋愛相談を見ていると、
「男性がおかしい。」
「女性がおかしい。」
という議論になることがあります。
でも、人間関係には「正しい」「間違っている」だけでは片付けられないことがたくさんあります。
性欲もその一つです。
強い人が悪いわけでもありません。
弱い人が悪いわけでもありません。
問題なのは、その違いを理解しようとしないことです。
相手を変えようとするより、
「この人は、こう感じる人なんだ。」
と知ること。
そこから初めて、お互いに歩み寄る方法が見えてくるのではないでしょうか。
61歳になって、性欲について考え方が変わったこと
私は61歳になりましたが、若い頃と今とでは、性欲に対する考え方が大きく変わりました。
20代や30代の頃は、「性欲が強い」「弱い」ということばかり気にしていたように思います。
恋愛の中でも、相手が自分を求めてくれるかどうかが、愛情の大きさのように感じていた時期もありました。
しかし、年齢を重ねるにつれて、それだけではないことに気づきました。
一緒にいて安心できること。
自然に笑い合えること。
疲れた日に「今日はゆっくり休もう」と言い合えること。
そんな日常の積み重ねの方が、長い人生ではずっと大切なのではないかと思うようになりました。
もちろん、性欲は決して悪いものではありません。
人間が持つ自然な欲求です。
恋人や夫婦がスキンシップを通して愛情を確かめ合うことも、とても大切なことだと思います。
ただ、それだけでは長く続く関係にはなりません。
性欲だけで結ばれた関係は、時間とともに変化していきます。
だからこそ、性欲だけではなく、「相手を思いやる気持ち」が、年齢を重ねるほど重要になるのではないでしょうか。
年齢を重ねると「性欲」より「親密さ」が大切になる
若い頃は、恋愛と性欲がほとんど同じものだと思っていました。
しかし、今は少し違います。
手をつないで散歩する。
一緒にコーヒーを飲む。
何気ない会話で笑う。
そんな時間にも、大きな幸せを感じます。
もちろん、人によって考え方は違います。
何歳になっても性的なつながりを大切にしたい人もいます。
それも、とても自然なことです。
反対に、「性欲は以前より落ち着いたけれど、一緒にいる時間が幸せ」という人もいます。
どちらが正しいということではありません。
年齢や体調、人生経験によって、幸せの形は少しずつ変わっていきます。
大切なのは、自分たちなりの心地よい距離感を見つけることではないでしょうか。
性欲の違いは「相性が悪い」という意味ではない
恋愛相談を受けていると、
「性欲が合わないから別れた方がいいですか?」
という相談をされることがあります。
確かに、あまりにも考え方が違えば、お互いにつらくなることもあるでしょう。
しかし、多くの場合は「違い」が問題なのではありません。
問題になるのは、その違いについて話し合えなくなることです。
相手の気持ちを決めつける。
我慢を続ける。
本音を隠す。
こうしたことが積み重なると、少しずつ心の距離も広がってしまいます。
反対に、
「私はこう感じている。」
「あなたはどう思う?」
そんな会話ができる夫婦や恋人は、お互いを理解しながら歩み寄ることができます。
性欲の違いは、相性の悪さではありません。
お互いを知るための一つの個性だと考えると、見え方も変わってくるように思います。
お互いを理解しようとする姿勢が、良い関係を育てる
恋愛や夫婦関係では、「相手を変えたい」と思ってしまうことがあります。
もっと求めてほしい。
もう少し控えてほしい。
もっと自分の気持ちを分かってほしい。
その気持ちは、とても自然なものです。
しかし、人を変えることは簡単ではありません。
だから私は、「変えること」よりも「理解すること」の方が大切だと思っています。
男性には男性なりの感じ方があります。
女性には女性なりの感じ方があります。
そして、その中にも一人ひとり違いがあります。
その違いを知り、「そういう考え方もあるんだね」と受け止められるようになると、不思議とケンカも減っていくものです。
完璧に分かり合うことは難しいかもしれません。
それでも、お互いを理解しようとする気持ちは、長い人生の中で何より大切な財産になるのではないでしょうか。
まとめ
男性と女性の性欲には、平均的な傾向として違いが見られることがあります。
その背景には、
- ホルモンの働き
- 脳の仕組み
- 進化の歴史
- 心理的な要因
- 人生経験や生活環境
など、さまざまな要素が関係しています。
しかし、それは「男性はこう」「女性はこう」と決めつけるためのものではありません。
実際には個人差が大きく、同じ男性でも、同じ女性でも、性欲の感じ方や愛情表現はそれぞれ違います。
だからこそ、相手を自分の基準で判断するのではなく、「この人はこう感じる人なんだ」と理解しようとする姿勢が大切なのだと思います。
私は61歳になって思うのですが、若い頃の恋愛は「好き」という気持ちだけで走ることができました。
しかし、年齢を重ねると、それだけでは続かないこともあります。
思いやり。
安心感。
信頼。
そして、お互いの違いを受け入れる心。
そうしたものが少しずつ積み重なって、本当の意味での親密さが育っていくのではないでしょうか。
性欲は、人間にとってごく自然な感情です。
だから否定する必要はありません。
同時に、「自分と違うからおかしい」と決めつける必要もありません。
違いを知り、違いを認め、違いを話し合う。
その積み重ねが、恋愛や夫婦関係をより豊かなものにしてくれると、私は信じています。
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