―― 欲求の奥にあるもの ――
目次
サディスト(S)の心理的特徴
S傾向を持つ人に共通しやすいのは、
コントロール欲求=支配欲ではなく、
- 主体でいたい
- 流れを把握していたい
- 相手を守る立場でいたい
という感覚です。
心理学的には、
これは 不安の管理方法の一つと考えられます。
Sは「冷たい人」ではない
誤解されがちですが、
S傾向の人は、
相手の反応に非常に敏感です。
- 相手がどう感じているか
- どこまでが安心か
- 境界線はどこか
を常に観察しています。
むしろ、
相手の状態に無関心な人は、S的関係を維持できません。
マゾヒスト(M)の心理的特徴
M傾向を持つ人は、
「我慢強い」「受け身」と見られがちですが、
心理的にはまったく別の側面があります。
- 信頼したい
- 委ねたい
- 受け止められたい
Mは、
無力さではなく、信頼を差し出す選択です。
Mは「弱さ」ではない
臨床心理の視点では、
M的傾向は
- 自分を手放す勇気
- 主導権を預ける覚悟
を含みます。
これは、
不安が強い人には難しい行為です。
つまり、
Mは「耐える人」ではなく、
関係を信じる人とも言えます。
問題になるのは「噛み合わなさ」
SやMが問題になるのは、
性癖そのものではありません。
- 価値観の不一致
- 暗黙の期待
- 話し合われない役割
これらがあると、
関係は歪みます。
