サディストとマゾヒストの心理的特徴【第2部】

―― 欲求の奥にあるもの ――

目次

サディスト(S)の心理的特徴

S傾向を持つ人に共通しやすいのは、
コントロール欲求=支配欲ではなく、

  • 主体でいたい
  • 流れを把握していたい
  • 相手を守る立場でいたい

という感覚です。

心理学的には、
これは 不安の管理方法の一つと考えられます。


Sは「冷たい人」ではない

誤解されがちですが、
S傾向の人は、
相手の反応に非常に敏感です。

  • 相手がどう感じているか
  • どこまでが安心か
  • 境界線はどこか

を常に観察しています。

むしろ、
相手の状態に無関心な人は、S的関係を維持できません。


マゾヒスト(M)の心理的特徴

M傾向を持つ人は、
「我慢強い」「受け身」と見られがちですが、
心理的にはまったく別の側面があります。

  • 信頼したい
  • 委ねたい
  • 受け止められたい

Mは、
無力さではなく、信頼を差し出す選択です。


Mは「弱さ」ではない

臨床心理の視点では、
M的傾向は

  • 自分を手放す勇気
  • 主導権を預ける覚悟

を含みます。

これは、
不安が強い人には難しい行為です。

つまり、
Mは「耐える人」ではなく、
関係を信じる人とも言えます。


問題になるのは「噛み合わなさ」

SやMが問題になるのは、
性癖そのものではありません。

  • 価値観の不一致
  • 暗黙の期待
  • 話し合われない役割

これらがあると、
関係は歪みます。

第3部では、
大人の関係性の中で
この性癖とどう付き合うかを考えます。

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