会うと優しいのにLINEでは冷たい人|どちらが本当の姿なのか

会っているときは、とても優しい。

こちらの話をちゃんと聞いてくれるし、よく笑う。
帰り際には「今日は楽しかった」と言ってくれる。

だから家に帰る途中までは、

「この人、私のことを嫌いではないよね」

と思える。

ところがLINEになると、急に別人です。

送ったメッセージへの返信は数時間後。
返ってきても、

「うん」
「了解」
「そうだね」

これだけ。

こちらが少し長めに送っても、返事は一行。

昨日まで目の前であんなに優しかった人と、本当に同じ人なのかと思ってしまいます。

そして、だんだん気になってくる。

会っているときの優しさと、LINEでの冷たさ。どちらが本当の姿なのだろう。

最初に答えてしまうと、私はどちらもその人の本当の姿だと思います。

ただし、恋愛を判断するときに同じ重さで見る必要はありません。

LINEがそっけないから脈なしとは限りませんし、会ったとき優しいから自分を好きだとも限らない。

大切なのは、LINEの文章そのものより、その人があなたとの関係を実際にどう動かしているかです。

今回は、この少しややこしい「会えば優しいのにLINEでは冷たい人」について考えてみます。


目次

会っているときとLINEでは、使っているものが違う

そもそも、対面とLINEはかなり違います。

目の前に相手がいれば、

表情が見える。
声の調子がわかる。
笑っているのがわかる。
少し困っているのもわかる。

「大丈夫だよ」

という短い言葉でも、笑顔で言われるのと、無表情で言われるのでは受け取り方が違います。

ところがLINEでは、そのほとんどが消えます。

残るのは文字です。

たとえば、

「わかった」

これだけ送られてきたとします。

目の前で笑いながら「わかった」と言われれば何とも思わないのに、LINEで見ると、

怒ってる?

面倒くさかった?

もう話したくない?

と、いろいろ考えてしまう。

便利な道具なのですが、恋愛になると、なかなか厄介です。

文字が少ないぶん、空いているところをこちらの想像で埋めてしまうからです。


LINEを「会話」だと思っていない人もいる

これは男女差だけではなく、かなり個人差があります。

LINEを会話として楽しむ人もいれば、単なる連絡手段として使っている人もいます。

後者の人にとって、

「明日19時で大丈夫?」

「大丈夫」

これで会話は完璧に成立しています。

本人には冷たくしている意識などありません。

必要なことを聞かれた。
必要なことを答えた。

終了です。

ところがLINEで気持ちを確かめたい側からすると、

「大丈夫だよ!楽しみにしてる😊」

くらいは欲しい。

この違いは意外と大きいんですよね。

片方は「ちゃんと返事した」と思っている。

もう片方は「なんだか冷たい」と感じている。

どちらかが間違っているわけではありません。

LINEに求めているものが違うのです。


返信が遅いと「気持ちまで遅くなった」ように感じる

好きな人からLINEが来ると、やはり気になります。

送信した。

既読になった。

でも返事が来ない。

10分。

30分。

1時間。

こういうとき、不思議なもので時計を見る回数が増えます。

普段なら1時間なんてあっという間なのに、好きな人の返信を待っている1時間は妙に長い(笑)。

そして時間が経つほど、

「何か変なこと書いたかな」

「嫌われた?」

「ほかの人とLINEしているのかな」

と、LINEには書かれていない物語まで頭の中で始まります。

でも実際には、

仕事をしていた。

お風呂に入っていた。

ゲームをしていた。

寝ていた。

そもそもスマホを見ていなかった。

そんなこともあります。

返信の速さと愛情の深さは、必ずしも同じではありません。

ここを結びつけすぎると、LINEを見るたびに相手の気持ちを採点することになります。

それはかなり疲れます。


では、会っているとき優しければ安心していいのか

ここは少し注意したいところです。

「LINEは冷たいけれど、会えば優しい。だから大丈夫」

とも言い切れません。

人は、目の前にいる人には普通に優しくできるものだからです。

楽しく食事をする。

笑って話す。

帰りに駅まで送る。

それだけなら、恋愛感情がなくてもできる人はいます。

だから私は、優しいかどうかだけでなく、その人が何をしているかを見たほうがいいと思います。

たとえば、

次に会う約束を自分からしてくれる。

忙しくても時間を作ろうとする。

こちらの話したことを覚えている。

困っているときには気にかけてくれる。

約束を簡単に破らない。

こういうところです。

LINEでは「了解」しか送ってこない。

でも、

「来週の日曜空いてる?この前言ってた店行こう」

と向こうから誘ってくる。

私は、この場合ならLINEの短さをそれほど心配しません。

言葉は短くても、関係を前に進める行動があるからです。


本当に気をつけたいのは「会うと優しい。でも関係は進まない人」

逆のケースがあります。

会えば、とても優しい。

話も聞いてくれる。

褒めてくれる。

一緒にいる時間も楽しい。

だから、

「きっと私のことを大切に思っている」

と感じる。

ところが自分から連絡しなければLINEは来ない。

次に会う約束もこちらから。

予定を聞くと、

「またわかったら連絡する」

そして連絡は来ない。

でも、こちらから誘えば会う。

これは少し見方を変えたほうがいいかもしれません。

相手が悪い人とは限りません。

あなたと会うこと自体は楽しいのでしょう。

ただ、

「会えば楽しい」と「関係を深めたい」は同じではありません。

ここを混同すると苦しくなります。

優しくされた記憶があるから、次のLINEを待ってしまう。

LINEが来ないと不安になる。

また会えば優しい。

安心する。

そして離れると、また不安になる。

この繰り返しになってしまうことがあります。


LINEが冷たい人より「温度差が激しい人」のほうが気になる

私がむしろ気になるのはこちらです。

LINEがいつも短い人なら、それはその人のスタイルかもしれません。

でも、

最初は毎日たくさんLINEしてきた。

返信も早かった。

「会いたい」と何度も言っていた。

それがある時期から急に、

「うん」

「忙しい」

「またね」

になった。

これは最初からLINEが苦手な人とは少し違います。

変化が起きているからです。

仕事が忙しくなったのかもしれない。

関係に慣れただけかもしれない。

何か悩みがあるのかもしれない。

もちろん、気持ちが変わった可能性もあります。

ここで大事なのは、

「返信が3時間遅いから冷めた」

ではなく、

その人の以前の行動と比べることです。

恋愛では、一般論より、その人自身の変化のほうが参考になることがあります。


「会っているときの自分」にも注目してみる

相手の気持ちばかり考えていると、忘れてしまうことがあります。

それは、

その人といるとき、自分はどうなっているか。

ということです。

会っている間は楽しい。

でも帰宅すると、すぐ不安になる。

LINEが来ないだけで落ち込む。

次に会えるかわからなくて、ずっとスマホが気になる。

相手の一言で一日の気分が決まってしまう。

もしそうなっているなら、

「相手は私を好きなのか」

だけではなく、

「私はこの関係で安心できているのか」

も考えてみていいと思います。

恋愛というと、つい相手の気持ちを知りたくなります。

でも本当は、自分の気持ちも同じくらい大事なんですよね。


「どちらが本当?」ではなく「両方を合わせて見る」

会うと優しい。

LINEではそっけない。

この二つを見ると、私たちはどちらか一方を「本音」にしたくなります。

「会ったときが本当の彼」

あるいは、

「LINEの冷たさこそ本音」

でも、人はそんなに単純ではありません。

対面では自然に気遣えるけれど、文章は苦手な人もいます。

LINEでは甘い言葉をたくさん送れるけれど、実際に会うと自分の話ばかりする人もいます。

だから私は、

LINEだけで判断しない。
会っているときだけでも判断しない。

このくらいがちょうどいいと思っています。

見るなら、

言葉。

態度。

約束。

時間。

そして継続。

全部です。

その人があなたとの関係に、実際に何を使っているのか。

そこには案外、本音が出ます。


LINEが苦手なら、会う約束まで冷たくなるとは限らない

一つ、わかりやすい見分け方があります。

雑談LINEは苦手でも、あなたに会いたい人なら、会うための連絡はすることが多いということです。

毎朝「おはよう」と送ってこなくてもいい。

長文の愛情表現がなくてもいい。

でも、

「次いつ会える?」

「土曜日どう?」

「この店、好きそうだから今度行かない?」

こういう動きがある。

これはかなり大きいと思います。

恋愛はLINEの中だけで進むものではありません。

むしろLINEは、次に会うまでをつなぐ道具でもあります。

以前書いた「LINEだけで恋愛は続くのか」という話にもつながりますが、画面の中でどれだけ盛り上がっていても、現実の関係が動かなければ、いつか苦しくなることがあります。

逆に、LINEが少々そっけなくても、

ちゃんと会う。

時間を作る。

約束を守る。

一緒にいると大切に扱われていると感じる。

それなら、文章の短さだけで関係を否定する必要はないでしょう。


「冷たいLINE」を何度も読み返さない

恋愛中のLINEには、ちょっと困った特徴があります。

文章が残るんですよね。

対面で「うん」と言われても、普通は何度も思い出しません。

でもLINEの「うん」は残っています。

開けば、また読めます。

そして、

「この『うん』、やっぱり冷たくない?」

と二回目の審議が始まる(笑)。

三回読んでも文字は増えません。

むしろ読むたびに、自分の不安が意味を付け足していくことがあります。

相手の気持ちを知りたいなら、一つのメッセージを拡大するより、数週間、数か月の行動を見るほうがわかりやすい。

その人は会おうとしているのか。

あなたを気にかけているのか。

関係を続けようとしているのか。

一通のLINEより、こちらのほうがずっと情報量があります。


まとめ|本当の姿は「LINE」ではなく、関係全体に出てくる

会うと優しいのにLINEでは冷たい人。

どちらが本当なのか。

私は、どちらも本当だと思います。

人には、会っているときに出る顔もあれば、文字でやり取りするときに出る顔もあります。

だから、

返信が短い=愛情がない。

返信が遅い=冷めた。

会えば優しい=愛されている。

どれも、それだけでは判断できません。

それより見てほしいのは、

その人があなたとの関係を続けるために、実際に動いているか。

会おうとしてくれる。

時間を作ってくれる。

約束を守る。

あなたの話を覚えている。

困ったときに気にかける。

そうした小さな行動は、LINEのハートマークより雄弁なことがあります。

そして、もう一つ。

相手の本音を探すことばかりに夢中になって、

自分がずっと不安になっていないか。

そこも忘れないでほしいと思います。

恋愛は「相手が自分を好きか」を当てるゲームではありません。

自分もその関係の中にいる一人です。

会ったあと幸せなのに、離れた途端に毎回苦しくなる。

そんな恋愛なら、

「この人は本当はどう思っているんだろう」

だけではなく、

「私は、この人といるとき安心できているだろうか」

と自分に聞いてみてもいい。

相手の本当の姿を知ることと同じくらい、自分の本当の気持ちを知ることも大切なのだと思います。

運営者のメッセージ

若い頃の自分なら、好きな人から短い返事が来ただけで、いろいろ考えていたと思います。

今のようにLINEはありませんでしたが、電話が来るか来ないかで似たようなことをやっていました。

結局、道具が変わっても人間はあまり変わらないのかもしれません。

好きになれば、小さなことが気になる。

それ自体は仕方がありません。

ただ、61歳になった今思うのは、恋愛では言葉の量より、長い時間の中で何をしてくれたかのほうが残るということです。

「好き」と何十回送ってくれた人より、こちらが困ったときに一度来てくれた人を覚えていたりします。

LINEは便利です。

でも、あの小さな画面の中だけに相手の気持ちが全部入っているわけではありません。

画面を閉じて、その人との関係全体を見てみる。

すると、「冷たい」と思っていたものが単なる不器用さだったとわかることもある。

逆に、優しい言葉の向こうに、何も行動がなかったと気づくこともあります。

その違いを見ていくことが、「どちらが本当なのか」という問いへの、一番確かな答えに近いのではないでしょうか。

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