毎日LINEしている。
朝は「おはよう」。
仕事が終われば「お疲れさま」。
夜になると、その日にあったことを話して、ときにはかなり遅い時間までやり取りする。
こちらが落ち込んでいれば心配してくれるし、向こうの悩みを聞くこともある。
ここまで来たら、普通は思いますよね。
「そろそろ会ってみてもいいんじゃない?」
ところが、なぜか相手からその話が出ない。
こちらから、
「今度ご飯でも行こうよ」
と言えば、
「いいね」
とは言う。
でも日程を決めようとすると、
「最近ちょっと忙しくて」
「落ち着いたらね」
「もう少ししたら」
そんな感じで話が終わってしまう。
それなのにLINEは翌日も普通に来る。
これ、かなりわかりにくいですよね。
嫌われているならLINEも減りそうなものです。
毎日向こうから連絡してくることだってある。
なのに会わない。
いったい何を考えているんだろう。
今回は、マッチングアプリや出会い系などで知り合い、毎日のようにLINEしているのに会おうとしない人について考えてみます。
最初に自分の考えを書いてしまうと、
毎日LINEするのに会おうとしないからといって、必ずしも脈なしとは限りません。
ただし、
「LINEを続けたい」と「あなたに会いたい」は、同じ気持ちではありません。
ここを一緒にしてしまうと、かなり苦しくなると思います。
毎日LINEしてくるなら、少なくとも嫌われてはいないと思う
まず気になるのはここでしょう。
「毎日LINEしてくるのだから、私のことが好きなんじゃないの?」
これは半分くらいはそうだと思います。
少なくとも、嫌で仕方がない相手と毎日LINEを続ける人は、それほど多くないでしょう。
話しやすい。
返信が楽しみ。
自分の話を聞いてほしい。
相手のことをもっと知りたい。
何らかの好意はある可能性が高いと思います。
ただ、その「好意」が恋愛感情なのかは別なんですよね。
ここが難しい。
たとえば、毎晩LINEしている相手がいるとします。
仕事の愚痴を聞いてくれる。
くだらない話にも付き合ってくれる。
寝る前には「おやすみ」と言ってくれる。
居心地がいい。
この関係を相手も気に入っている。
でも、
「実際に会って恋人になりたいか?」
と聞かれたら、そこまでは考えていない。
そういうことは十分あると思います。
こちらはLINEの回数を、
「私に会いたい気持ち」
として受け取っている。
相手は、
「この人とLINEするのが楽しい」
と思っている。
似ていますが、同じではありません。
恋愛って、こういう数センチのズレが後になると結構大きくなるんですよね。
会いたい。でも「会ったら終わるかもしれない」のが怖い
逆に、本当はかなり好意があるのに会おうとしない人もいると思います。
これは前の記事でも少し触れましたが、
LINEで関係がうまくいきすぎているからこそ、会うのが怖くなる。
そんなこともあります。
最初は気軽だった。
「そのうち会いましょうね」
なんて話もしていた。
ところが1か月、2か月と毎日LINEしているうちに、相手が大切になってしまった。
すると初対面の意味が変わります。
知り合ったばかりなら、
「合わなかったら仕方ない」
で済んだ。
でも今は違う。
会って、
「思っていた人と違った」
と思われたらどうしよう。
写真より老けて見えたら?
太っていると思われたら?
会話が続かなかったら?
LINEではあんなに話せるのに、目の前に座ったら何も話せなかったら?
そして一番怖いのは、
会った翌日からLINEが減ることです。
今まで毎日あった「おはよう」が来なくなるかもしれない。
それなら、このままのほうがいい。
そう考えてしまう人がいても、自分はそれほど不思議だとは思いません。
好きだから会いたい。
でも好きになったからこそ会えない。
少し矛盾しています。
でも人間の気持ちって、そんなにきれいに一本にはならないんですよね。
写真やプロフィールに自信がなくて、現実に出るのが怖い人もいる
マッチングアプリや出会い系から始まった関係なら、これもありそうです。
プロフィール写真というのは、当然ですが「自分がよく見える一枚」を選びます。
少し前の写真かもしれない。
奇跡的によく撮れた一枚かもしれない。
加工している人もいるでしょう。
最初はそこまで深く考えずに載せた。
ところがLINEで相手との関係が深くなってくる。
すると、
「実物を見たらがっかりするんじゃないか」
という不安が出てくる。
これは男女どちらにもあると思います。
年齢を重ねれば、なおさらあるでしょう。
若い頃なら勢いで、
「じゃあ明日会おう」
とできた人でも、だんだん慎重になることがあります。
自分の見た目だけではありません。
声。
話し方。
体型。
服装。
人付き合いが苦手なこと。
いろいろなコンプレックスがあります。
LINEでは、その部分をある程度隠していられます。
文字なら少し考えてから返せる。
面白いことが言えなくても、時間をかけて書ける。
緊張している顔も見られない。
だからLINEでは、とても魅力的な人になれることがあります。
でも実際に会えば、そうはいきません。
その怖さから、会うところまで踏み出せない人もいると思います。
一度も会ったことがない人に嫉妬するのはおかしいのか|LINEだけの関係でも苦しくなる理由
本当に忙しくて会えない人もいる。でも「会えない」と「決めない」は少し違う
もちろん、本当に時間がない人もいます。
仕事が忙しい。
休日が合わない。
子どもがいる。
介護をしている。
住んでいる場所が遠い。
体調の問題もあるでしょう。
大人になるほど、恋愛だけを優先できない事情は増えます。
だから一度や二度、
「今月はちょっと無理」
と言われたくらいで、
「脈なしだ」
と決める必要はないと思います。
自分が見るなら、断ったことより、その後どうするかです。
たとえば、
「今週は無理だけど、来週の日曜日なら空いてるよ」
これはわかりやすい。
会いたいけれど、本当に今週は都合が悪いのでしょう。
一方で、
「今ちょっと忙しい」
「落ち着いたら」
「そのうちね」
「また予定わかったら言う」
これが何か月も続く。
こちらから具体的な日にちを出しても、毎回ふわっと消えてしまう。
これは少し意味が違ってきます。
会えないというより、会うことを決めない。
この違いは見ておいたほうがいいと思います。
本当に会いたい人なら、今すぐ無理でも「会える場所」を探そうとすることがあります。
来月。
再来月。
短時間のお茶。
仕事帰りの30分。
何かしら具体的な話が出てくる。
もちろん全員ではありません。
でも、言葉よりこういう小さな行動のほうが、気持ちは見えやすい気がします。
LINEの中だけで満足している人もいる
これは少し寂しく聞こえるかもしれませんが、あります。
相手にとって、今の関係がちょうどいい。
朝LINEする。
夜も話す。
悩みを聞いてもらう。
寂しいときには相手がいる。
でも恋人になる必要までは感じていない。
会えば関係が変わります。
相手に対する責任も少し出てくる。
デートの時間も必要になる。
誕生日や記念日を気にするようになるかもしれない。
ほかの異性との付き合い方も変わる。
つまり、LINEの中なら「いいところ」だけを楽しめるんですよね。
ちょっと意地悪な言い方をすれば、
恋人のような安心感は欲しい。でも恋人としての関係までは背負いたくない。
そんな人もいるでしょう。
本人に悪気があるとは限りません。
相手自身も、
「この人のことは好きなんだけどなあ」
くらいに思っているかもしれない。
でも、その「好き」がこちらと同じ種類とは限らない。
これがLINEだけの関係の難しいところです。
すでに恋人や配偶者がいる可能性も、ゼロにはできない
ここは少し現実的な話をします。
会おうとしない理由が、必ずしも心理的なものとは限りません。
実際には恋人がいる。
結婚している。
プロフィールに書いてある生活と、現実の生活が違う。
こういう可能性も、出会い系やマッチングアプリでは完全には否定できません。
特に、
平日の決まった時間しかLINEできない。
夜になると突然連絡が途絶える。
土日になると返信が極端に減る。
電話やビデオ通話を嫌がる。
自分の生活について具体的な話を避ける。
そして、何か月経っても会わない。
一つだけなら何とも言えません。
生活スタイルは人それぞれですから。
でも不自然なことが何個も重なるなら、
「会うのが恥ずかしい人なのかな」
と全部こちらに都合よく解釈しないほうがいいと思います。
好きになると、相手を信じたいんですよね。
これはよくわかります。
だから理由を探してあげてしまう。
「仕事が忙しいんだろう」
「人見知りなんだろう」
「過去に傷ついたのかもしれない」
本当にそうかもしれません。
でも、違うかもしれない。
信じることと、確認しないことは同じではありません。
ここは覚えておいてもいいと思います。
そして、実際に会ったことのない相手からお金、投資、副業などの話が出た場合は、恋愛とは別の問題として慎重になったほうがいいでしょう。
こちらから一度、具体的に誘ってみると見えることがある
では、どうすれば相手の気持ちがわかるのか。
自分なら、延々と心理分析するより一度誘ってみます。
それも、
「いつか会いたいね」
ではありません。
これだと相手も、
「うん、会いたいね」
で終われます。
もう少しだけ具体的にする。
「来週の日曜日、もし空いてたら昼にお茶しない?」
これくらいでいいと思います。
初対面なら、昼間の人が多い場所で短時間。
最初から一日デートにする必要もないでしょう。
そして大事なのは、断られたときです。
断られたこと自体ではありません。
代わりの話が出てくるか。
「日曜日は無理だけど土曜日なら」
「来週は難しいけど、再来週ならどう?」
これなら話は前に進んでいます。
ところが、
「また今度ね」
だけで終わる。
次に誘っても同じ。
その次も同じ。
それなら、少なくとも現時点では、相手にとって「会うこと」の優先順位はそれほど高くないのかもしれません。
ちょっと寂しい答えです。
でも、何か月も相手の本音を想像し続けるより、見えてくるものはあります。
LINEだけで恋愛は続くのか|会えない二人の関係は「恋愛」と呼べる?
毎日LINEが来ることを「いつか会える約束」にしない
これがこの記事で一番伝えたいところかもしれません。
毎日LINEが来る。
これはうれしい。
大事にしていいと思います。
でも、
毎日LINEが来る=いつか必ず恋人になれる
ではありません。
ここを無意識に結びつけてしまうと、時間が経つほど苦しくなります。
1か月。
3か月。
半年。
毎日話している。
だから、
「ここまで来たんだから、いつかは」
と思う。
すると関係を手放すこともできなくなっていきます。
「半年もLINEしたのに」
という気持ちが出てくるからです。
でも恋愛は、LINEの回数を貯めると恋人になれるポイントカードではありません。
1000通送ったから交際成立、なんてことはない。
少し話はそれますが、あったらわかりやすいですけどね(笑)。
だから、ときどき自分に聞いたほうがいいと思います。
「私はLINEをしたいのか。それとも、この人に会いたいのか」
もしLINEだけでも幸せなら、それも一つの関係です。
でも本当は会いたい。
一緒に食事したい。
手をつないで歩きたい。
恋人になりたい。
そう思っているなら、その気持ちまで「いつか」という言葉の中に置きっぱなしにしないほうがいい。
相手にも相手の事情があります。
でも、自分にも自分の時間があります。
「会いたいと言って嫌われるくらいなら、このままでいい」と思い始めたら
長くLINEしていると、こちら側も会う話を避け始めることがあります。
本当は会いたい。
でも聞かない。
なぜか。
答えが怖いからです。
「会おう」
と言って断られたら、今まで見ないようにしていたものが見えてしまう。
だから、
「今はLINEだけでも楽しいから」
と思うことにする。
もちろん、本当にそれで満足しているなら問題ありません。
でも夜になると、
「いつ会えるんだろう」
と考えている。
相手が休日に出かければ誰と行ったのか気になる。
ほかの異性と会っているかもしれないと思うと嫉妬する。
それなら、たぶん本心ではLINEだけでは足りなくなっています。
前の記事で「一度も会ったことがない人に嫉妬するのはおかしいのか」という話を書きました。
嫉妬するほど相手が大きな存在になったのなら、もう「ただのLINE相手」ではないのでしょう。
だったら、自分の気持ちをなかったことにしなくてもいいと思います。
「一度会ってみたい」
それくらいは言っていい。
それで関係が少し動くかもしれない。
あるいは、動かないことがわかるかもしれない。
どちらにしても、今まで見えなかったものは見えてきます。
まとめ|LINEを続けたい人と、会いたい人は同じとは限らない
毎日LINEするのに会おうとしない。
その理由は一つではありません。
本当は会いたいけれど怖い人もいる。
自分に自信がない人もいる。
本当に忙しい人もいる。
LINEだけの関係が心地いい人もいる。
残念ながら、実生活で何か隠している人もいるかもしれません。
だから、
「毎日LINEしてくるから脈あり」
とも、
「会わないから脈なし」
とも、簡単には言えないと思います。
ただ一つ見たほうがいいのは、
あなたが会いたいと伝えたとき、その人が二人の距離を縮めようとするかどうか。
今すぐ会えるかどうかではありません。
会えないなら会えないなりに、
「じゃあ来月にしよう」
と少し前へ進もうとするのか。
それとも、いつまで経っても「そのうち」のままなのか。
言葉より、そこに気持ちが出ることがあります。
毎日の「おはよう」も大切です。
夜の「おやすみ」もうれしい。
でも、あなたが本当に欲しいのが画面の中だけの関係ではないなら、その気持ちも大切にしていいと思います。
相手の事情ばかり考えて、自分が何を望んでいるのかを忘れてしまわないことです。
運営者のメッセージ
若い頃なら、
「好きなら会えばいいじゃないか」
で終わらせていたかもしれません。
でも、人間はそんなに単純でもないんですよね。
好きだから怖い。
期待しているから傷つきたくない。
今の関係が心地いいから壊したくない。
61歳になっても、人の気持ちはよくわからないことがあります。
自分の気持ちだって、わからないことがありますからね。
だから相手が会おうとしない理由を、頭の中だけで何十通りも考え続けなくてもいいと思います。
会いたいなら、
「会ってみたい」
と言ってみる。
そのとき相手がどうするのか。
案外、答えはその後に出てくるのかもしれません。
LINEは二人を近づけてくれます。
でも、画面の中でどれだけ近づいても、まだわからないことがあります。
同じテーブルに座ったときの空気。
声。
笑い方。
沈黙。
そして、
「もう少しこの人と一緒にいたいな」
と思うかどうか。
もし二人が同じものを望んでいるなら、いつかLINEの続きを、同じ場所で話せたらいいですね。
