性欲がある側が、言えなくなっていく理由【第2部】

―― 欲求が「重荷」に変わるとき ――

年齢を重ねても性欲がある人の多くは、
実はとても慎重で、周囲への配慮を欠いていません。

むしろ、
「自分の欲で相手を困らせてはいけない」
という思いを強く持っています。


目次

温度差が生まれた瞬間から、抑圧は始まる

パートナーとの間に、性欲の温度差が生まれると、
性欲がある側は次第にこんな感覚を抱きます。

  • 自分だけが欲しがっている
  • 相手はもう必要としていない
  • 迷惑なのではないか

この時点で、欲求は「自然なもの」から
「遠慮すべきもの」へと意味が変わります


性欲は、罪悪感と結びつきやすい

とくに中高年になると、性欲は次の感情と結びつきやすくなります。

  • 年齢への引け目
  • 相手への申し訳なさ
  • 自分への否定感

その結果、
「言わない方がいい」
「我慢するのが大人だ」
という選択を重ねていきます。


抑え込まれた欲求は、形を変えて残る

心理学では、抑圧された欲求は消えないと考えられています。
ただ、表に出ない代わりに、別の形で現れます。

  • 理由の分からないイライラ
  • 距離感の拡大
  • 会話の減少
  • 自己否定

性欲の問題が、
いつの間にか「心の距離」の問題に変わっていくのは、このためです。


「求める側」が悪者になりやすい構造

性の話題では、無意識のうちに
「求めない側=正しい」
「求める側=問題がある」
という構図が生まれやすくなります。

しかし、欲求の有無に善悪はありません。
問題なのは、話せないまま時間が過ぎることです。

第3部では、
性欲が衰えない自分と、どう付き合っていくか
抑えるか、爆発させるか以外の選択を考えます。

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